読書週間。
10/27(月)~11/9(日)は読書週間ですね。
Eテレの0655で知りました。
とはいえ、最近は本当に文字酔いが激しかったので
たいして読んでいないのです。
先日も歩いて15分ほどの本屋さんに行ったけど文庫本の背表紙だけで
クラクラしてしまい、お目当ての本を探すのにも一苦労しました。
とりあえず、ここ最近で私が良い本に出会ったなー・・・
と思った2冊を紹介したいと思います。
さよならタマちゃん / 武田一義 - イブニング公式サイト - モアイ
リンク先で第1話が読めます。
ゴジムの木曜コメンテーター中瀬親方が大変おすすめしてたので
夫に頼んで買ってきてもらいました。
編集者さんって、本をおすすめするときの言葉の輝きが違いますよね。
本領発揮というか。
で、最初は何しろ「そうか・・・そうなのか・・・」みたいに
受け止めるのに必死で読んでたんだけど
次の日に読み返すとぼろぼろ泣けてしまいました。
線の柔らかい絵がすごく心に入り易いと思います。
本当に絵がうまい人はデフォルメが上手いなーと。
この絵だからこそ、この内容でよりリアルに感じられるのだなと。
主人公が治療で気持ち悪くて食べられないシーンに共感しました。
どんな病気、体調の変化によるものでも
食べられないときの行動が全く同じだ!と思った。
やっぱり人って食べること、美味しいと思えることで
生かされてるんだなーと感じます。
食べられないって、心が蝕まれていくんですよね・・・。
夫婦のあり方とか、周囲のひとたちとの関係性とか
いろいろ考えさせられて「読んでよかったね。」と夫といろいろ話せた本です。
なにしろ奥様の愛情がすばらしい。とっても素敵な御夫婦だと思います。
リンク先で第1回から読めます。
川上未映子さんの妊娠・出産エッセイ。
言い方悪いけど、脳内お花畑でウフフフフフフフフフ・・・・・・
な芸能人ブログとかをまんま鵜呑みにして一緒にウフフでキラキラな
妊娠生活を送れてる何事も順風満帆な妊婦さんだったら
きっと共感はできないかもしれんです。
エッセイっていうか、壮絶ドキュメンタリーっていうか、
女性の日々変わる自分を見つめ茫然とした心、
それを受け入れ覚悟を決めていく過程、
もう全部がどばーーーーーっと詰め込まれています。
汗まみれ、汁まみれって感じ。
(芸能人ブログだって、きっとその人のイメージがあるから
どんなに苦しくてもつらくてもいいことしか書けないんだよね)
世のお母さんたちすべて素晴らしいな!と思える本です。
iPhoneでそのときどきのつらい事態を
ただつらつらと検索するところ、切なくて泣けました。
ここまで「何事も自分の思ったようにはならんのだな」ってこと
仕事では経験できないかもしれないね。
妊娠・出産・育児ってすごい体験なんだなと。
もちろんきっと、何かいいこともあって報われてる部分もあるでしょうけど
「自分」てのが確立されていればいるほど、失われた「自分」を嘆いてしまうかも。
ある程度人生キャリアがある人のほうが身につまされる内容だと思います。
夫に是非読んで!と言ってるんだけど読んでもらえていない。
川上さんの旦那様もこの本ではもちろん出てくるんですが
いまだ読んでないってのもすげーな!と思ったり。
「読んでない」ってのは川上さんのブログで↓
つくる男とつくる女、絵本の寄り添い、そして無理すじの桃太郎 川上未映子
敢えて読まない選択?
男性ってそんなものなのかね・・・。
というわけでした。
まだ読書週間中なので、何か読めたら書こうかな。